カタツムリ展スタートまで、あと20日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf



展覧会前にカタツムリを解剖して、口の中にある歯舌(しぜつ)を取り出したいと思っていたのですが、
飼育している愛嬌たっぷりの子たちを材料にするのにはやはり抵抗があって、なかなか手を付けらていませんでした。

と こ ろ が、

先日届けられたミスジマイマイは移動中の車の中で蒸れてしまったらしく、手元に届いたときにはお亡くなりになっていました。
これはもう解剖するしかありません。

では、カタツムリの口のヒミツをみんなで見ていきましょう!

カタツムリの口はココにあります。
顔の前についているので普通です。
ウンチの出所のようなパンチ力はありませんね。

よく見るとネコ口です。

ちなみにこの子は大阪育ちのギュリキマイマイなので、
白い紙の上に無理矢理のせられて、たぶん文句言ってます。

「おっさん、なにすんねん。フラッシュたいたらまぶしいやんか。はよ仲間のところにもどしてーな。」

「まぁ、ちょっとまっときぃ。かわいく撮ったるで」

心の中で返事しておきました。


さて死んだミスジマイマイは、軽くゆでて軟体部をカラから取り出します。
取り出した軟体部は40%のエタノールの中にいれて、口の部分をピンセットで少しづつ開いてみました。

最初に出てきたのは、コレです。


顎板といって、これは口を動かしているカタツムリを見ていると外から見えます。
いかにも歯っぽいのでこれで囓っていそうですが、人間の歯のように上下にあるわけではなく、1つだけです。

その下側に筋肉質の球状のものがあり、これを丁寧にバラしていくと・・・。

ありました!


歯舌です。
長さは5mmほどで、ガーゼのようです。
拡大すると網状になっているようにみえますが、網ではありません。

白くてとてもキレイなのは、水酸化カリウムで軽く煮て、くっついていたタンパク質を除去したからです。


この一部を切りとって、さらに細かい構造を見てみましょう!



電子顕微鏡を使って、500倍に拡大してみました。
突起が整然と並んでいるのがよくわかります。

これがカタツムリの歯の正体です。
この部分を口の中から出し入れして、腐植物や緑ソウなどをこそぎとって食べているんですね。

ガッテン!

(四方圭一郎)
2013.06.09 Sunday | - | trackbacks(0)
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