カタツムリ展スタートまで、あと18日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf


これはなんでしょうか。
キセルガイの死にガラです。
とてもレアな種類なんですが、壊れたカラになってしまったので名前は伏せておきましょう。

このカラがボロボロになっているのは、じつは他のキセルガイに食べられてしまったからなんです。

「えっー、カタツムリがカタツムリを食べちゃうの?」
「カタツムリって肉食なの??」

海外にはヤマヒタチオビなんていうカタツムリ食のカタツムリもいるようですが(日本でも小笠原には帰化しているらしい)、日本のカタツムリは基本的には植物食です。

では、このキセルガイの身に、いったいなにが起こったのでしょうか。


じつは横着をして、一回り大きい別の種のキセルガイを同じ容器に入れて飼育していたのです。

狭い容器の中で、カラを作る炭酸カルシウムが足りなかったんですね。
大きいキセルガイが小さいキセルガイのカラを舐めとってしまって、それで小さい方はこんな無残な状態になってしまったのでした。

野外の生息密度ではこのようなことは起きていないと思いますが、飼育下では起きることがあります。
以前紹介したミスジマイマイもそうでしたね↓

今回カタツムリを飼育して、こんなことが起きるということをはじめて知りました。
生きていく上でカルシウムの摂取は不可欠のようです。

そういえば子供の頃、カタツムリを採りに行く場所は、いつも近所の古びたブロック塀でした。
あれも今おもえば、カルシウム摂取のためだったんですね。納得。



さて、昨日の記事にも書きましたが、当館は今日から燻蒸作業です。
職員も立ち入れなくなってしまうので、仕事は併設する柳田國男館でおこなっています。

なんで民俗学者の柳田國男と飯田が関係あるの? と思われた方、下記をご覧ください。

かの有名な動物行動学者 日高敏隆先生が飯田に来られたとき、この建物をみて、
「あっ、ボクが学生の頃下宿していた家が、こんなところにある」
って驚かれていました。
日高先生はなんと、東大の学生時代に柳田國男の家に下宿されていたんですね〜!!

この由緒ある柳田國男館に、もちろんカタツムリも連れてきてます〜。

柳田國男の書斎にカタツムリの飼育容器がズラリ!
「蝸牛考」を書いた頃には、まさか数十年後に自分の書斎にカタツムリが大量に持ち込まれるとは思ってもみなかったことでしょう。

そして、柳田國男館でカタツムリに見入っているのは、当博物館の女性職員たち。
「カワイイ〜」「すご〜い」を連発しながら心奪われているご様子。

虫ガールの次はでんでんガールの時代が来ます。
たぶんきっと必ず…!!

(四方圭一郎)
2013.06.11 Tuesday | - | trackbacks(0)
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