カタツムリ展スタートまで、あと17日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf


博物館の燻蒸作業のため、併設する柳田國男館で仕事をしていることは、昨日の記事で書きました。
そして、柳田國男には「蝸牛考」という著作があることも触れましたが、
実は私め、まだ読んだことがなかったのです。


せっかく柳田國男の書斎で仕事してるんだし、ネットの繋がらない環境だし、展示前に必ず目を通さなければいけない書物だし…。

ということで、読んでみました!

ただし、すごいななめ読み、飛ばし読みですので間違いもあるかもしれませんが、カタツムリの呼び名の由来などが面白かったので紹介してみます。


こんなカタツムリについて、柳田が集めた方言はじつに250〜300にのぼります。

それを基に「方言周圏論」を展開するわけですが、その中で昭和初期に現在も使われている3つの呼び名が広く普及していたことに触れています。

すなわち、デンデンムシ、マイマイツブロ、カタツムリの3つです。
デンデンムシの呼び名は近畿地方を中心に、マイマイツブロは関東地方を中心に分布し、カタツムリは教科書等で使われて全国に広まったそうです。


そして呼び方の意味は次のように書かれてありました(大いに意訳、引用不可)。

デンデンムシは「デェロ」「ダイロ」などに変化しますが、「出ろ」からきているそうです。
殻から「出ろ出ろムシ」ですね。

マイマイツブロのマイマイは、殻の渦巻き模様から来ています。
蝸牛の「蝸」も「渦」とつながっているそうです。
ツブロは巻貝を指す言葉で、これについては更に深い考察がされていましたが、ここでは略。

カタツムリはこれはなかなか難しいようですが、東北の日本海側に「カサツブロ」という方言があるそうで、一つの説として「笠」つまり丸くてグルグルしている、+ツブロ「貝」でカサツブロ、それからカタツムリとなったのではないかと書いてありました。
この3つの中では一番古い呼び名であると、柳田は言っています。


生き物に呼び名があるということは、人間がその生き物を分類して他人に伝える必要があったことを意味しています。
カタツムリの呼び名が多様であったことは、かつて日本の人々にとって(とりわけ子どもたちにとって)、カタツムリがとても身近で関わりの深い生き物であったということだと思います。

現在でもカタツムリ、マイマイ、デンデンムシの3つの和名が普通に使われます。
生き物で通常使う和名が3つもあるのも、珍しい例ではないでしょうか?
いまの子たちだって、カタツムリ大好きですもんね。



「でんでん占い」の作製が、急ピッチで進んでいます。
こんな感じで↓

一枚一枚手作りであります!
全部で10種類。
全部欲しい方、カタツムリ展に少なくとも10回以上ご来場下さい!!

(四方圭一郎)
2013.06.12 Wednesday | - | trackbacks(0)
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