学芸員の悩み

 特別展「カミとホトケ交渉史―廃仏毀釈の爪跡―」
 
平成25年11月10日(日)〜12月8日(日)



↑「坎」(カン 「天」や「北」などを示す)



↑「離」(リ 「水」や「南」などを示す)

風水など占いの好きな方なら説明不要かもしれません。
ただ、はじめてご覧になる方は、この記号のようなものはいったい何だ?
と思われるでしょう。
この「八卦」(はっけ)とよばれる図像、ここで説明すると混乱するのでやめときますが。


↑さて、その「八卦」をあしらう衣をまとった神さま。

全部で十二人の男神像が描かれているうちの一人なのですが、恥ずかしながら像主が誰だか判別できずにおります。
道教の神々を描いているようなのですが、像主を判別できる手だては、この衣にあらわされた「八卦」の文様しかないようです。

 

とすれば、「太上老君」(たいじょうろうくん=老子)という神さまだ、といういうことになるわけですが、どうもそんな簡単にはいかないようでして…。
占いで決めるわけにもいかないし…。
 

というわけで、みなさんも会場で考えてみてください。
そして、もし像主がわかったらぜひ教えてください。
学芸員も悩んでおります。

「ハッケヨイ、ノコッタ!」
ちなみに相撲をとる際のかけ声、かの『広辞苑』でも「八卦」に由来するものかと記されていますが、どうなんでしょうか。
辞書の記述もいろいろあるようなので。


↑柏心寺さん(飯田市箕瀬)からお借りします。

※作品の写真は「衆神図」(部分 柏心寺蔵)
 

2013.10.09 Wednesday | 今日の美博trackbacks(0)
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