第3回 びはく学芸祭



3月20日(日)は、第3回 びはく学芸祭の日でした。

びはく学芸祭 飯田市 講座 イベント←当日のプログラム詳細
 


   

講堂では、本館学芸員による学芸講座が開かれました。

「田んぼに棲む生き物は、田んぼごとに違っている?」 自然部門 四方圭一郎

2002年から農家の方々の協力を受けながら水田生物の調査をおこない、農の持つ環境保全機能を評価する指標の1つとして、水田の動物群集を利用する方法を模索。
これまでの調査結果から
/綸弔寮己相
⊃綫呼以の水田利用形態
水田の水生動物群集の比較
について、これまでに明らかになったことを発表しました。

「瑠璃寺獅子舞の誕生」 人文部門 櫻井弘人

瑠璃寺の獅子舞の起こりと織田軍の兵火により全焼して衰微した後、享保年間に獅子舞が復興した経緯を説明。加えて、駒ヶ根光前寺との関係や獅子が大型化したことや屋台獅子の誕生について述べました。

「春草晩年の探求」 美術部門 小島 淳

明治40年代における装飾的傾向の展開と、その発生期といえる明治30年代の流れを作品を紹介しながら説明しました。
今年は明治44年(1911)に没した菱田春草の没後百年という記念の年です。
飯田市美術館では、今年9月3日から10月2日まで春草没後百年にちなんだ展覧会を計画しています。

  
一階ロビーでは、学芸員、市民研究団体などによるポスター形式の研究発表が行われました。






自然分野 プラネタリウム・生物担当の山田 拓による
「郡・市・町・村誌(史)から見えてきた伊那谷の野鳥」
             ↓
  
                                  ↑ 当館客員研究員、鈴川 博さんによる
                                    「堀親寚の墓標が示すミステリー」


人文部門の織田顕行による「謎多き女神―摩利支天再考」に見入る人。




自然分野地質担当の坂本正夫による
「赤石山脈の活断層による変位地形と活動年代」



自然分野地質担当の村松 武による
「断層でスライスされた地質を探る!―遠山〜水窪の地質と放散虫化石」




自然分野生物担当小泉明裕による
「シフゾウからみた大陸から日本列島への動物の移動時期」




自然分野蛭間 啓による
「日本海型ブナ林構成種の長野県下伊那地域における生育状況」




伊那谷地名研究会による
「伊那谷地名研究会の歩みと現況」



このほかにも、上郷考古博物館の学芸員や川本喜八郎人形美術館の方、菱田春草研究委員会、南信州文化財の会、金属・鉱山の会の方達のポスター発表がありました。




その後、美術・人文考古・自然の分野別に分かれてのミュゼサロン(茶話会)、夕方5時半からは、一階の市民ギャラリーにおいて、ささやかな交流会が開催されました。

茶話会や交流会を通じて、学芸員、専門研究員、市民の方々との交流が深まったかと思います。
まだ3回目ですが、これからも回を重ねて、飯田市美術博物館の活動をみなさんに知っていただき、市民の皆さんにもっともっと親しんでいただけたらいいなあと思っています。


ご参加くださった皆様、ありがとうございました!






2011.03.24 Thursday | イベントレポートtrackbacks(0)
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