カタツムリ展スタートまで、あと2日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf

飯島國昭さんが、半世紀にわたり長野県内のカタツムリたちを調べて来られたことは、以前の記事でも書きました。
調査された場所は長野県内1400ヶ所にのぼります。
それを目で見てみましょう。


 shell searcher by Shigefumi Yano

長野県内全県にわたって調査されていることがよくわかります。
今でこそ高速道路が整備され中山間地の道も良くなりましたが、かつては県南部の飯田市から、県庁のある長野市までは日帰りができないくらい時間がかかりました。
遠山郷や秋山郷など「秘境」と呼ばれた地域もありました。

そんな時代に、飯島さんは50ccのバイクで、泊まりはビニールシートをかぶって野宿しながら全県を調査されたのです。
神社で野宿をしていて幽霊に間違えられたり、森の中で寝ころんでカタツムリを探していて行き倒れに間違えられたりしながらの調査だった、とうかがいました。

そうして集められたのが、1万点もの長野県産貝類標本です。
同じヶ所で複数採れた同じ種は1点としてカウントされていますので、実際の殻の数は数万点あるのではないかと思います。

今回展示するのはそのほんの一部ですが、飯島コレクションの中のものすごく小さいカタツムリの標本を見に来て下さい。
そして、そんな小さな貝たちを1400ヶ所もまわって調査された、飯島さんのバイタリティーをぜひ感じて下さい。


<今日の展示室>


これはなんでしょうか?
飯島さんの研究室から借用してきました。
その名を「万能投影機」といいます。
「万能」のネーミングが時代を感じさせますw

これは小さなものを拡大して映し出す機械で、飯島さんが微小な貝のサイズなどを計測するために買われたものです。
当時、「乗用車が一台買えるくらいの値段がした」とのことでした。

飯島さんはこれを買って車は買わず、
そうして50ccバイクでの調査生活を続けられました。
スゴイ!!

残すところあと一日です。
展示物はだいたい設置できましたが、パネル類とまだ格闘中です。
終わらない夜はまだ続きます!

(四方圭一郎)

2013.06.27 Thursday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと3日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


カタツムリをデザインしたものって、ネットで検索してみると、ものすごくいろいろあります。
なんで、カタツムリってデザインされるんでしょうね。
ちょっと考えてみました。


カタツムリは「グルグルの殻」「細長い体」「触角の先の目」の、3つのパーツでデザインされます。
この3つの要素さえそろっていたら、だれが描いてもカタツムリに見えるわけです。

色や模様が本物とかけはなれてても、この3要素さえおさえておけば、絵の下手なボクが描いてもカタツムリになるんですね〜。

「共有認識しやすい形」とともに、「ゆったりした雰囲気」「平和的なイメージ」などが、デザインとしてよく用いられる理由なんじゃないでしょうか。


<今日の展示室>
恋矢、設置しました!
自分でいうのもなんですが、なかなかの出来ばえ!!
期待してもいいですよ〜w



今日登場したピンケロナメクジ。
この子も展示室に潜みます!

(四方圭一郎) 

2013.06.26 Wednesday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと4日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


カタツムリ展の企画を練っていたとき、最近家を建てた方から、
「カタツムリの殻からできた、汚れにくい壁っていうのがあるらしいよ」っていわれました。

「はぁ、カタツムリの殻でつくるの?」
「さぁ、詳しくは知らないなー」

というわけで、ネットで調べてみたところ、
カタツムリの殻が汚れにくいことに着目してその構造を応用してつくられた、汚れが落ちやすいタイルというのがあることがわかりました。




たしかに、カタツムリの殻はほんとにきれいです。
オキナワヤマタカマイマイなんて、まるで陶磁器のよう。


汚れないヒミツは、殻の表面にある細かな凹凸にあるらしい。
この凹凸の溝がいつもぬれているような状態で、そこに汚れが付いても、雨などの水がかかればすぐに取れてしまうのだそうです。

この構造を応用してつくったのが、汚れが落ちやすいタイルというワケです。


今回、製造販売している会社から許可をもらいましたので、実物のタイルを展示します。
「おおっー!」という感じはまったくない、見た目は普通のタイルです。
見えないところがホントはスゴイ! というのは、博物館の展示としてどうなのだか〜w

参考資料:石田秀輝「自然に学ぶ粋なテクノロジー」(科学同人)


<今日の展示室>


展示室内に再現した「飯島陸貝研究室」の壁にかざる、ツバクロイワギセルの額装された標本写真。
写真家Yさんの手による素晴らしい写真で、みててほれぼれします。
ガラスには、研究室の本棚が映り込んでますね。

(四方圭一郎)
2013.06.25 Tuesday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと5日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


今日はロビーに展示してあったスピノサウルスの全身骨格が関西方面へ旅立っていって、代わりにカルカロドントサウルスの実物大生体模型がやってきた。
夜の博物館に一人で居残っていると、なんか動き出しそうな感じ・・・。


それはさておき、
展示室にサイケデリックなカタツムリたちがお目見えしました!
美術担当のSKさんの力作!!


ハナガラツムリ


キノコマイマイ


アシマダラベッコウ  うらがえしてみると

マダラですw


これらは、展覧会期間中、会場のどこかを這っています。
ぜひ探してみて下さいね!


<今日の展示室>
いまになって、ようやく長野県産貝類の種数を把握しました〜。

陸生貝類105種
ナメクジ類7種 8種
淡水生貝類20種
合計132種ですね。
   133種

ただし、まだ研究途中の分類群があったり、研究者による考え方の違いがあったりして、今後も変動しそうです。
今回、ナメクジ類(うち6種)と水生貝類の1種のみ標本がありませんが、カタツムリは全部展示します!




マダラサイケナメクジの後に、なぜか骨格標本。
なんでもかんでもカタツムリ展。
ほんとになんでも展示しますww

(四方圭一郎)
2013.06.24 Monday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと6日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


カタツムリ展のチラシが、市内、郡内の保育園や小学校に配られました。
子どもたちがみんな、家庭に持ち帰ってくれたことでしょう。

そんな中で、さっそくカタツムリを捕まえてもってきてくれた小学生の女の子がいました。

石垣をはっていた、見たことのないカタツムリを見つけた! そうだ、美術博物館で聞いてみよう!
と持ってきてくれたんだと思います。
こういう反応は担当者として、すごく嬉しい。


そのカタツムリがこれです。

 
キセルガイに似ているけど巻き方が逆。カラも太短い・・・。
キセルガイモドキかな?と見当をつけてはみたのですが、
いかんせん、断定するだけの力量がないため、お預かりになっていました。

今日、飯島さんが陣中見舞いにみえられたので、見てもらったところ、
まさにキセルガイモドキそのもの!

明日さっそく電話して、伝えてあげようと思っています。


<今日の展示室>
今日は長野県産貝類 約130種を標本箱に並べる作業を、ひたすらやっていました。
小さかったり、カラがすごく弱い種もあったりして、やたらと時間がかかりました。



すごく集中して作業したのに、展示室の雰囲気が昨日とあまり変わらず・・・。
なんか気分が焦ります。

(四方圭一郎)
2013.06.23 Sunday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと7日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


昨日はナメクジの日だったので、今日はかわいい子を紹介する日にします。

パネル作成のために写真を整理していたのですが、自分で撮っておきながら、おもわず「かわいい〜」とつぶやいてしまうくらい、かわいいです。

では、マイマイ三姉妹のみなさんどうぞ〜!


オナジマイマイ
ミスジマイマイ
オオギセル

みんな上目づかいで、なんてかわいいんでしょう。
この子たちに会いたい方は、ぜひ展覧会会場へ!


<今日の展示室>


「きぐるみつむり」のコーナーです。
カタツムリといえばアジサイで決まりですね。

(四方圭一郎)
2013.06.22 Saturday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと8日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


今日のテーマは帰化種。
ナメクジ系でいきますので、苦手な方はとばしてくださいね。



いきますよ。




いいですか?




写真貼りますよ。 



はい!

(写真提供:福本匡志さん)

なんじゃこりゃ〜!!!
こんなナメクジみたことないぞ。

名をマダラコウラナメクジといいます。
出身は欧州。
ヨーロッパじんです。

日本では関東の一部で帰化しているそうですが、なんと昨年長野県でも確認されてしまいました。
詳細は、近いうちに専門誌に発表される予定です。


もう一種類、ナメクジいきますよ。


チャコウラナメクジ。

ナメクジとチャコウラナメクジの区別をせずに、四十ウン年間生きてきてしまいました。
この写真もナメクジだと思ってたらどうもチャコウラナメクジのようです。
我が家の庭にはチャコウラが住んでたんですね〜。
これもヨーロッパからの帰化種だそうです。


ナメクジばかりではなんなので、カタツムリも出しておきましょう。


ヒメベッコウ(?)の仲間じゃないかと、見習いは思いますが、ウソかもしれません。
ウソでした。コハクガイのようです(6/23追記)

この子はうちの職員のNさんちからやってきました。
Nさんが買われた観葉植物(ガジュマル)の鉢植えの中にいたらしく、繁殖して増えているそうです。
小型種が人為的に移動させられて、そこで繁殖している事例ですね。

飛べない、泳げないカタツムリやナメクジも、現代ではこんなふうに移入するですね。



<今日の展示室>


住人を待つカラの容器。
「カタツムリウム」オープンまで少々お待ちください!

気がついたら今日は夏至ですね。
カタツムリのことばかり考えているので、すっかり忘れていました。

(四方圭一郎)
2013.06.21 Friday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと9日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


とうとう残り日数が一桁台に突入してしまいました・・・。

ブログの更新も時間的にだんだんきつくなってきましたが、
自分に課した「毎日更新」を貫徹したいものです。

で、困ったときのウンチネタで、今日はヤマタニシとマイマイのウンチの違い!


最初はマイマイ。


何度も紹介してますが、クネクネウンチです。
足を使って、上手にたたむ話は以前にしました。
ふつう、カタツムリのウンチってこんなイメージですよね。

と・こ・ろ・が!

ヤマタニシ類はこれなんです。


煮豆!?(^_^;)

コレはオキナワヤマタニシのものです。

最初みたときは、なんかダニかなんかが大発生したと思って焦りましたが、顕微鏡でのぞいてみて、ウンチであることに気がつきました。
ヤマタニシやアオミオカタニシも同じようなツブツブウンチです。


グループが違うとウンチも違うのか〜。
うーん、面白い!!



<今日の展示室>


展示室でエンドレスで流す「マイマイTV」のワンカット。
7分ほどのショート番組です。
もちろん手作り。

ジオラマの背景写真を設置しました。
森の匂いが漂ってきそうな感じです。

(四方圭一郎)
2013.06.20 Thursday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと10日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


カタツムリを撮影していると、種によってすぐに動き出すものと、なかなかはい出してくれないものがあります。
ヤマタニシは神経質なカタツムリで、なかなか撮影させてくれない種でした。

そんなシャイなヤマタニシくんが、カラから出てくるところを、連続写真で紹介しましょう!


フタが少し開いて、軟体部が見えてきました。
でもこの状態でストップ。



時間が経って、もう安心とふんだのでしょう。
にょ〜んとのびてきました。



触角を出して、周囲の様子を探っています。



顔が見えました!
触角のつけねにつぶらな目が見えます。



鼻さきがのびてきました。



どんどん伸びてきます。



ウマづらですw



おっとっと。



倒れる倒れる!!



どてんちょ。



その後、ちゃんと起きあがって歩き出しました。
カラの裏に、フタがあるのがよく見えますね〜。

というわけで、ヤマタニシの出てくるところ劇場でした〜〜!!
パチパチパチ・・・。


<今日の展示室>
展示室内に設置するディスプレイモニターがうまくつながらず、苦戦4時間。
しかし、問題解決せず。
午後の作業が大幅に送れる。

新作「マイマイTV]の製作。
とりあえず先ほど完成!

カタツムリ標本の種名がわからない!!
見習いゆえ、師匠の力が必要。

カタツムリ以外の問い合わせや質問に、すぐに答えられない自分に気がつく。

「飯島研究室」とりあえず完成。

「きぐるみつむり」の背景設置。
この前できぐるみを着て、写真を撮ってくれるかな〜?

(四方圭一郎)
2013.06.19 Wednesday | - | trackbacks(0)

カタツムリ展スタートまで、あと11日!

寄贈記念企画展「なんでもかんでもカタツムリ! −飯島國昭コレクション−」
会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日)

展覧会チラシ(PDF)のダウンロードはここから↓
http://www.iida-museum.org/user/nature/exhibition/snail/flier.pdf 


先日、次はマイマイガールの時代が来る!って記事に書きましたが、
沖縄の友人が、「虫ガールにイモケム*1が人気なように、マイマイガールにはナメクジが人気のはず!」ってメールくれました。

M先生によると「カタツムリ屋もナメクジは嫌いな人が多い」とのことでしたが、さてどうでしょうか。

*1イモムシ・毛虫の略



では今日は試しに登場させてみますね。
苦手な人はここまでで!


えっ、なんかナメクジ? これ。
そうです、この小山のようなお方は、縮まっているヤマナメクジ。

でかい体に似合わず臆病で、おどおどと目をだしたところです。
まだ、のびたところは撮影できてませんが、10cm 8cmくらいはあると思います。

マイマイガールのみなさん。
どうでしょうかナメクジは・・・。


<今日の展示室>
少しずつ資料を搬入しはじめています。
ケース内に資料が入ると、もやもやした気分が少し晴れます。



封鎖された企画展示室。
この奥で、今夜も作業は続きます。

(四方圭一郎)
2013.06.18 Tuesday | - | trackbacks(0)

新着情報

カテゴリ

月別アーカイブ

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

リンク

RSS配信

携帯アクセス

qrcode